2008年03月25日

 横尾忠則 & 小泉純一郎 (前)

≪ 約1年前の論です。 ≫


NHK人間ドキュメントで横尾忠則
「 老人宣言 」
というのを見ました。
ううっ、美術作品創りたくてウズウズしました。
( で〜も創らない )

横尾さんを知らない人、結構いると思います。
その作品群も有名ではありますが、芸術好きに有名なだけであって、世間のスポーツ好き大多数は
「 誰それ? 」
でしょう。

気になる人は、ネットで調べて下さい。
一応、凄い人です。
番組中も親しい人として、美輪明宏・荒又宏・瀬戸内寂聴などがインタビューに答えてました。
三島由紀夫・唐十郎とも仕事してます。

戦後を代表するイラストレーターです。
今は画家です70歳。

今現在の横尾忠則の写真を、70歳というのを念頭にして見て下さい。



この番組を見る直前に、小泉元首相の事を考えてました。
「 小泉ブームが来たな 」
と、外した考えをしてたんですが、安部さん関係なしに、小泉さんを今考えると、何だったんだろう?
と思います。

まあ長期政権だったんで、皆一様に小泉さんの事を考えた事はあると思います。
私的には、時代の渦中にいると、よく観得ない事が解かっていたので、深く考える事はしてませんでした。





えっと、今困っています。
横尾さんと小泉さんを結びつける線が、曖昧なまま書き始めてました。
着地点が見えないまま、行っちゃうんですが・・・才能と性格の話です。





横尾さんの作品、あまり関心がなかったです。
小泉さんの政策にも、燃えるものがなかった。

で、今その不透明だった部分を解釈しようという事です。
個人的タイミングなので、キャッチィじゃないかも?と思います。


少子化は、5〜10年後に上向きます。
中国は、10〜20年後大改革が起きます。
という方が、まだキャッチィかな。


この2者が、なぜ不透明だったか?を考えた訳です。
時代が象徴?する自己不在。
と、無理やり結び付けます。


横尾さんは5歳の時に、模写の天才と呼ばれたそうです。
私が才能論でよく言う
「 もの心ついた組 」
です。
この人の作品は、一枚の絵にたくさんのモチーフが描かれています。

人や動物・風景・生物・キャッチコピーなんでもありのごちゃ混ぜです。
よく言えばおもちゃ箱、悪く言えば散漫。

・・・そう散漫だったんです。
最初に作品群と書きましたけど、群になって初めて意味をなすタイプ。
その点は、写真ジャンルと似ています。

そして、模写の天才と言われた。


小泉さんに関しては、もう少し煮詰めないと私自身すっきりしないんですが、横尾さんには芸術論として納得しました。

それは、NHK番組で二股道。
「 Y字路 」
を描いていると紹介されたからです。
良かったです。
「 Y字路 」
そのテーマ良かったです。


初めて横尾さんの作品を、評価できました。

この時、解かりました。
この人、モチーフ( 題材 )の選び方が出来ない。
苦手な人なんだと。
番組の構成で見る限りは、多分最近この「Y字路」横尾さんは発見したんだと思うのですが、70歳になってやっと題材が選べたんです。

まあ、遅いっちゃぁ遅いんですが、みうらじゅんなんかが随分昔に開拓して、ギャグ的に確立した感覚・題材を、この人は今更見つけた訳です。



解説すると、横尾さんがイラストレーターとして活躍した時代、そんなにモノが溢れている時代ではなかった訳です。
模写はその中で、貴重な娯楽のリサイクルだった訳です。

物のない時代から、氾濫・処理する時代に向かう中で、横尾さんの作品は物がたくさんある情景を描いてきた訳です。

この人の作品群は、自己の無さを埋めようとして来た。
溢れる豊かさに憧れていた。
時代は、社会を物で埋めようと頑張ってきた。

そこと、シンクロしたんじゃないでしょうか。



つまり、確固とした何かで成立しているのではなく。
苦手・足りなさ・欠陥で発展したんです。


横尾さんの対談集を一冊持っているのですが、対談相手がどこの誰やら解からない、どちらかと言うとマイナーな胡散臭い人達が相手でした。

このセレクションに ?? と思っていて、今回の判断材料にもなったんですが。
横尾さんには
「 何がいいか解からない 」
訳です。
だから流行のモノ・目に付くモノを片っ端から絵の中に封じ込めてきた。

そしてテレビ番組が、タレントを片っ端から並べる時代に移り始めた時、中心の題材・確固としたテーマを求めて画家に転身した。




次は、小泉さんです。

皆さんは、小泉さんが何だったのか、解かりますか?

私もまだ掴み兼ねているんですが、小泉さんが、変なおじさんだった事は間違いありません。
( 政治的評価ではありません )
日本の総理史上、最初で最後の
「 変なおじさん 」
だったのかも知れません。

日本は、自国の代表を、国民が決める訳ではありません。
この様な変なおじさんは、アメリカではまず出てこないでしょう。
成熟社会を問われる現代に於いて、小泉さんは未成熟(日本)の象徴として、時代が読んだのかも知れません。


様々な小泉現象がありました。

石原都知事が
「 純ちゃん 」
と呼んでました。( 遠縁らしい )
「 人事の天才 」
とも言ってました。

石原都知事はこの間、東京マラソンを実現し、ディーゼル車排ガス規制・銀行税・カジノ構想など、一発で解かる政策を出し続けています。
( 東京の大赤字に、このやりまくりが一役買っているらしい )


私は、この石原的政策企画力が、純ちゃんに欲しかった。
総理就任直後、ハンセン病訴訟に決着つけさせたでしょう。
あれが続いて欲しかった。

小泉さんが首相の間、娯楽性はバツグンでした。
それは認めますが、真の娯楽は実を伴ないます。

郵政民営化は成し遂げたんですが、実効はもう少し先でピンと来ない。
たいした事をした割には、何だか解からず去っちゃった。


「 劇場型やり逃げ犯 」
そんなトコでしょうか。



物事の遂行には、ステップがあって長い間終わりません。

若者時代の夢は叶えるものであって、叶えた後を真剣に考える人は稀です。

小泉さんは、自分の夢を叶えて満足して去った訳です。
「 青春の夢実行犯 」
そんなトコでしょうか。


横尾さん・小泉さん(石原さんも含むか)で、思いつく2者キャッチコピーは、何にしましょう?


・強靭な精神を持つ子供?
・夢を追い続けた大人?
・妥協なきワガママ?





ところで・・・医療のシステムは、かなり大人です。

病気・怪我・老い等の身体問題に対して成立するのが、医療なんですが、基本的対応システムは以下の様になります。



 予兆(症状など)
 ↓
 問題(病気など)
 ↓
 分析(検査など)
 ↓
 対策(治療など)
 ↓
 解決(復帰など)
 ↓
 防止(予防など)


まあ、これがグルグル回る訳です。





後編につづく・・・

 
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2008年08月10日

 横尾忠則 & 小泉純一郎 (後)

≪ 07・2月の論です。 ≫





優れた作品には、様々な要素が必要です。
私はその要素を、賞賛するのです。






さて
医療のプロセスを述べましたが、リアリティのある説明に関しては、会う機会があった方のみに、おしゃべりします。
( 長くなるから、今回は省略 )


病気というのは、切実かつ破滅が確実にある、人類のフロンティアです。
日本が破滅し、国家がなくなり、大和民族が分断・拡散する。
という事は、私達にはピンときません。
大企業もそうですし、地球もそうです。

しかし病気は、身近です。
日本がなくなるという事例は一つですが、病気はすべての個人にあり、頻度も大小でメチャクチャ多い。

ですから、医療というのは身体問題の最重要解決機関として、進化せざる得ない、大人のシステムです。
( 残念ながら、そのシステムに従事する、人間の精神を進化させるシステムが、日本にはないですが )


前回の図式で、注目して貰いたい点。


それは問題の、前と後です。
( もっかい言っとこ )

前と後です。


必ず事象には、前と後があります。
なぜ私が、時間や時代、歴史に興味があるのか?
それは、存在そのものを問題と捉え対応するには、前と後を見つめなければいけないからです。

これが子供、つまり幼児性の脱却の為に必要です。


前と後は、難しいです。
通常、何かを成す事自体が難しいのに、成す前と後まで視野に入れろと言われても、そうそう出来るものではありません。





例えば、人事異動ってありますよね。

人事移動は定期的に行なうのが、定石です。
これは、部署に刺激を与えるのが目的です。
同じ人が同じ関係で仕事を進めた場合、惰性・怠惰を生み出す為、意図的に行なうものです。

とは言っても、この意味を知らない人が人事部にいると、訳の解からない異動があります。
よく問題が発覚するのも、この異動の時です。
仕事に於いて、新しい人が来ると混乱があります。

仕事場で、新しい人が来るを としましょう。


次に、仕事を辞めていく人です。
いきなり辞める人は論外ですが、事前に辞める事を告げた人・去るまで間がある場合。
ここも色んな現象があります。

ほら、定年間近の刑事が事件で悩むパターンが、ドラマであるでしょう。
「 もう辞めるから 」
というので、仕事への熱意が下がったりする訳です。
辞める前に備品をパチッとくのも、定石です?

これを としましょう。


入るが前で、居るが中で、出るが後となる訳です。
仕事という学問では、ここまで考えるのが大人です。
( もっと様々な現象がありますが、ここも省略 )

そうすると自ずと道が見えてきます。
何が正解か、何がベストかが判断できます。

でも、ここまで考えて仕事や勉強をすると大変ですよね。
学校や職場で、中々こういう話は聞かないですよね。

難しいです。





私事ですが、バイトの新人にベテランとして、よく話し掛けました。
コミュニケーションは、仕事の一貫だからです。
おじさんに話し掛けられて、如実にイヤな顔する将来のない若者もいましたが、言います。

「 集団・組織に参加する時は、最初は挨拶をよくしなさい。
それは、『 私は早く皆さんと仲良くなりたいです。この仕事を早く覚えたいです。 』という、意思表示です。 」

辞める人にも、話し掛けました。

「 君は辞めるけどまだ間があるね、『 もう辞めるし、いいか適当でも 』と、思いがちになる、そうするとミスが起きます。
辞めるからこそ、気合を入れて仕事しましょう。
辞める前に大きなトラブルがあったりして、イヤな思い出を残さない様に。 」

等です。
前・後を考えての些細なアプローチ例です。





無理やりな展開で進めてますが、横尾さんは不出来な自分によって、多くの作品を創ってきました。
ずっと子供だったのかもしれません。

小泉さんは、郵政民営化をどうしても実現したかった。
郵政が残り続けた理由・民営化するべき理由と云うのは、国民には結局よく解からなかったと思います。

そこに重点が置かれる前に
「 誰が何と言おうと、郵政民営化は絶対に実現する、それが夢だ! 」
と云う按配です。
自民党に居ながら
「自民党をぶっ壊す」
という小泉さん。
郵政民営化をやり逃げした小泉さん。

この総理が大衆の支持を集めた。
その大衆( 私達ですね )が、成熟社会を代表する大人。



≪ まあ、自分への内省も含め、私もアジテート(扇動)学をもっと突き詰めなければいけませんね。 ≫


近代日本でこの様な現象が起きた訳です。
近代日本を表す2者です。





進化へのイメージは、私には大人でした。
今でも私の理想は大人です。

● 問題を事前に察知し、問題が起きない様に対策して、万が一起きた場合、迅速に対応・収束させ堅実に理解する。
そして、同一問題が発生するスパンを大幅に遅らせる。

( ↑この表現は難しいぞ↑ )



子供という概念・考え方は、ここ100年ぐらいで出来てきた考えです。
元々は、すべて大人でした。
人類の歴史は、年齢が若い者にも均等に、責任を取らせる時代だった訳です。
赤子まで含む、厳しい世界観です。
自然が与えた、平等社会です。


今でも大人になりたいと願う、私の考え自体子供です。

近代は子供の時代です。
欲しいモノを創り出し、表現する。
獲得と購入とブランドを求め、善意を唱える。
夢を求め、実現させ叶え様とする。


満足する為に、ただ満足し続ける為に。



あなたは
「 子供のままがいい 」
という近代人でしょうか?
「 大人になりたい 」
と願う子供でしょうか?

それとも

・日々同じルートを歩き続ける浮浪者

・乳母車を押す背中の曲がった老婆

・離婚し子供と会えず孤独死する初老の男


と、同じ様に虚しささえ遠くなる、最も人類が長く歩んできた、心でしょうか?


横尾さんは作品への欲望の果てに、高齢者定番の原点回帰を行いました。
メデァアの中で活躍し、大衆の欲求を満足させる最前線で、自らの欲求に辿り着けなかったのかもしれません。

善い様にいうと「 Y字路 」は、少年時代の素朴な欲求と世界への恐れという、私達が捨ててきた世界。

現代最後の振り返る行為。


小泉さんは今、議員として国会に出ています。
これは、横尾さんや石原都知事と比べるとどうなのでしょう。

殆どTVに出ませんが、たまに見かけると違和感を感じます。
一世を風靡したタレントを、見かけた様な感じがします。



小泉さんは、大人だったんでしょうか?
大人になったんでしょうか?

私達は大人なんでしょうか?
それとも
人でさえ無くなるステップを、もしかしたら踏んでいるのかもしれません。


それとも・・・・。






「 横尾忠則 & 小泉純一郎 」完
 
posted by ギャラリーZzz 臓図 at 13:03 | TrackBack(0) |   ・  横尾忠則 & 小泉純一郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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